2017年04月22日

こんばんわ

何時しか季節は新緑が鮮やか、紫や赤や白の甘い香りのツツジ・サツキも、大きな塊になってモクモク膨らんできました。つい先日まで、ふわり柔らか色に霞んで見えていた春景色は刻々、立ち止まらずに足早に移り、朝に昼に夕に、美しさに眺め見惚れている内に、気付けば、もう眩しい緑に包まれて、そろそろ初夏が近づいています。早いものですね。

先日短い日記をこのブログに記してから、一週間近く経ちました。その間に私は、幾人もの人たちと出逢い、相変らず不思議な偶然に満ち、素敵な笑顔や励ましの言葉、お土産や差し入れを幾つも頂き、私も桜や向日葵の絵はがきを皆さんに差し上げて喜んで貰ったりして、一緒に記念写真を何枚も撮り、とても賑やかに、そして有難い想いを一杯胸に刻み、新しく沢山を学びました。

おや、そんな風に書いてみれば、これまでもずっと、例えば井の頭公園の絵はがき屋の中で、私の手作り絵はがきを通じて何万人もの方々と出逢い、またパリでの日々や、様々な旅先でも、また体調の都合で遠くへ出ることも減り、絵はがき屋をお休みしてからも、どんな場所でも、気付けばいつも偶然みたいな出会いの中で、楽しい賑やかな日々を送ってきたことを、思い出します。

きっと私は、この世で溢れるほどの出逢いの中で、育つ事が出来る存在なのでしょう。ナマの、人や風や空や虫や鳥や草木花と出逢って魂や心に触れて、自分の五感に感じ取り、ようやく自分らしい学びを得るのでしょう。様々な人の表現作品や活字文章からも、強く衝撃を受けることも多くありますが、素朴な日常の様な、人との交流や自然との対話の中に見出せるコタエの大切さを、感じ入らずにはいられません。

先日ある早朝に大きな窓から、お堀端の道を一人、緑の坂を登ったりしながら、花見客が残して行ったらしき散らばったゴミを拾って歩く、出勤前の会社員風の人を見付けました。スッキリとしたスーツ姿で、ひと気のない道を、当たり前のように広いながら歩いてゆきました。時々、こういった人たちを見掛けることを思い出しました。傍らの人に私は、あんな人が最も立派な人に感じられるなぁ・・・と、率直に呟きました。

ゴミ拾いが出来る人になれるかは判らないけれど、車の居ない車道を渡ったり、石を投げる人もいると聞けばなおさらに、鳥たちにパンをやってしまったり、少しは勝手なことをしながらも、私も私なりに少しずつ、よりシンプルに自分らしくなって行こうと思っています。

今日は沖縄のお祭りがあったので、散歩がてらに出掛け、ステージで楽しく踊ってきました。ハトやカラスや前に合った気がするカモたちと沢山交流をし、久しぶりの幾人かと一緒に写真を撮り情報交換、誘い合って同じ店に二度入りました。今日のことを書こうとすると、てんこもりな文になるのは何時ものこと。

数か月前に出逢ったパン屋の女の子は私を覚えていてくれて、こんな時は、やはり桜の絵はがきを差し上げるのです。・・この数週間、この桜の絵を数十人もの方に差し上げました。今日も何人かと偶然出会い、仕事帰りの数か月ぶりの人とは雨宿りしながら立ち話し、在庫が増えすぎて困っていたビニール傘を何本も引き取ってくれ助かりました。数十年溜め込んでしまった物にありがとうを云いながら、物が私のもとから沢山旅立ってゆく毎日です。

休んでいた日課も復活、嬉しいことも困ったことも、日々どうどうと、次から次へと新しい課題が生じて片っ端から解決してゆく、この目まぐるしい日々の中で、それでも、心をもって受け取り、大切なことを失わないよう肥やしてゆくことが重要なのだと直感しています。

先日、2年ぶりの旧友が訪ねてくれました。林檎蜜と‘ せかいのひとびと ‘という絵本をお土産に貰いました。その夜、観た夢でもう一度彼女が会いに来てくれ、私は夢の中の道を一人歩きながら、彼女のことを、だ〜い好き!って叫んでいました。絵本の絵の人たちは色んな国の民族衣装なんか着てステキなのです。♪

先日、荷物整理の中から10年前に購入した、どこかの国の衣装が出てきました。頂き物のアオザイも出てきました。おや、こんな派手な甚平持っていたっけ。
神さまがたも微笑まれることでしょう、お寺の座禅の帰りに教会のミサに、昼ご飯の後は神社にモスクにお参りに、心から祈るのです。祈りの心はシンプルで、きっと垣根を超えるでしょう。散歩に訪問、パーティーに、色んな所に色んな国の、素敵な服着て出掛けましょう。
posted by はるな at 22:27| 東京 ☔| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年04月17日

へんげ

時が変われば風景は新しい絵に。この今の季節の変わりゆく景色のように、人ひとり一人の日常も刻々移ってゆきます。振り返れば、ちょっぴり哀しくて、そして世の全てが変容してゆくのは当然のことと、静かに新しい時の中に自然と溶けてゆくのでしょうか。各々、希望を描いて努力はするのです。きっと、そこが大事です。しかし余り執着はせずに、緩やかに激しく、鮮やかに、そっと、七変化八変化かわりゆきたいと思います。
暫く続けていた日課はお休みです、新しい時の中での、再開を桜花びらのように浮かべて・・・。
posted by はるな at 07:40| 東京 ☀| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年04月15日

ハトよ・・・

花筏、春爛漫。雪柳に沈丁花、桜、サツキや菖蒲、遅咲き早咲き入り乱れ、みんなみんな風の中。ゴイサギが緑の藪で、じっと時の歌を聴いている。
石橋の上にヤッケの隊、ゴムボートの準備、楽しげだ。お掃除ですか、と声を掛けると、外来種の駆除です、と返ってきた。そうなんですか?・・・可哀そうに・・・。と呟いた。

外来種、ガイライシュ・・・その言葉が耳に張り付く。ガイライシュ、・・・ガイライゴ・・・ガイ・・コクジンシュ・・・。の、クジョ・・・?可哀そうに、と返すだけで、私は済まされない気持ちになった。外国に出掛ければ誰でも外来人、外来種、他国で大事にもてなされた記憶が、恩を心に広げる。虫なら魚なら鳥なら花なら、多過ぎたなら、害とされるなら、認定されたなら、公なら、主流なら、いいのか?・・・何か違う、釈然と間違っている。

昨日は昨日の時の数多くの学びの内に、ワクワクし、心疲れ、励まされ、色々得て、有難い長い一日を通過し、また朝が来て、今日の新しい景色と出逢う。なんか近頃、調子がいいのは、様々のお陰。溜息を溶かす、余りに美しい桜吹雪の景色の中で、少し無理な姿勢だが、起き上がったまま、外でとても久しぶりに小さな散歩絵が描けた。なんていう幸せ!

この調子なら今日も一人で、外でお茶が飲めるかと小径をゆけば、向こうから手を振って歩いてくる人、昨日久々に電話で話した相手ではないか・・・おお、ハグ!!丁度、数十分の空きが出来、おまけに急行電車に乗るしかなくて、何となくこの駅で降りて歩いていたって、まさに私と一緒にお茶するための時間だ。旅行に出る前にこの人と少し話したかった。縁というのは、大事にしようという気持ちがあれば、面白く繋がってゆくものだ。

ふと例えば宗教などの話になる。色んな信念や信条を持った人が居て、当たり前の世の中、そんなことが原因でイガミ合ったりなんかしないよ、その辺り一致している、この人の信じられるところ。・・・そう云えば、最近、久しぶりに再会した人たちと、同じような会話をした。時代を憂う人の心が、和を模索して、こんな会話を誘うのだろうか。凝り固まってしまった思想の持主にも、片方が歩み寄ろうと諦めなければ、新たな風は吹いてくると信じたい。

ガイライシュ・・・、異端児、問題児、変わった人、・・・、ゼツメツキグシュに認定されれば、勲章貰えば、少しは大事にもされるのだろか、なんか滑稽だ、ばっかみたい。心で考えろよ、心を鍛えろよ、旅をして、愛を育めよ。ヒトよ、折角この世界で手足頭、生かせるならば。ヒトならば、ヒトとして、ひとりひとり出来ることが、その人にしか出来ないことがあるのだ。人に褒められなくても、知られなくても、勲章なんか貰わなくても、大事な仕事があるのだ。詰まらぬ人社会の縛りに、暗示にかけられた気の毒な私たち。

裏庭で遠慮がちなハトに振り返ると、向こうもこちらを見ていた。その様子をすれ違う人たちが、詰まらなさそうに、・・・鳩。ヤマバト・・・。と言い放って過ぎてゆく。珍しくもない、という調子で。このハトと私は初めましてかもしれず、何処かで、ひょっとすると幾度かお会いしたかもしれず、何よりも、今の瞬間お会いしている大事な一期一会の時なのだ。

散歩の中に、この美しい眩しい出会いの宇宙が、ぎっしりと詰まっていることに、その総てに振り返り立ち止まれぬ自分の小ささを思う。すらすら絵を描いていたころも、一日に20枚も描く事が出来ず、胸に仕舞い込んだ事の多さ。一人の掌に与えられた時間の大切さ。

ハトと対話を試みたが、大して伝わらなかった気がして、私も汲み取れなかった気がして、・・・難しいな・・・と苦笑し、そして、人とのことを浮かべる。とても話が合った気がするし、楽しかったけれど、そんな人同士だって擦れ違いだらけで分かり合えない。許していいことと、許してはいけないこと、その関係の難しさ、そうして人は離れ合い、それぞれに漂流するのだ、それは当然のこと、・・・ハトよ。

寂しい気持ちを、そっと浮かべながら行けば、満開になった鮮やかなヤマブキ、なあらんだ赤いチューリップが、柔らかな風に大きく膨らんで、ニコニコと楽しそうに歌い掛けてきた。その楽園で、通りすがりに目が合った外国人らしき人と、どちらからともなく、コンニチワと笑顔を交わした。
まだまだ、暖かい出会いの時は、この世界に広がっている。
posted by はるな at 11:46| 東京 ☀| 日記 | 更新情報をチェックする