2017年05月31日

生かし合う世界

気配に振り向くと、小さな小鳥の窓から覗いていたのは大きな黒い鳥で、狭苦し気に背中丸めてコンニチハ。不意の訪問客をビスケットで持て成すと、長い嘴で器用に一度に全部銜えて、満足そうに私を見詰めて帰ってった。多分今度会いに来るのは、また数年後だろう、彼は特別な時にチョイと挨拶にやって来る。

心交わせる友よ、なぜ彼が2年ぶりに私の窓を訪ねてくれたのか、ふと思い当たった。先ほど、バスを降り立ったのを機に、思い切って黒い鳥たちの収容所を数年ぶりに観に行った。より環境よさげに、楽園に見せかけた牢獄は今も在る様だったが、中は静まり返って不在の様子でホッとした。帰りに、命についてよく心をはたらかせてくれと、管理者たちに手紙を宛てた。

小さな想いや行動は、やがて大きな力となって動き出すかもしれない。一人一人の想い、心、働きかけの総てが、少しずつ新しい時の姿を作り出す。だから私なりの小さなことをやる、無理はしない、けれどなるべく投げ掛けてみる。近頃、何かと思うことだ、出来る事、思い付いたこと、どんどんやってみようと。

友人の誕生祝に、普段のお礼も兼ねて、初めての店で軽いディナーとお菓子をご馳走したが、仕事のお土産だと言って、彼はお菓子をどっさり分けてくれ、まるでこちらが誕生祝いをされたようだ。彼は言う、いつも仕事で沢山貰うから皆に貰って貰う、すると、お礼だと言ってまた色々貰うから、昔の田舎の暮らしの様に物々交換で、何も買わずに済んでしまう、と。

物ばかりでないだろう、物は姿有るけれど、人と人、存在し合うもの同士、姿はなくとも心と心の補い合いだ。出来る者が出来る事をする、心配れる者が配慮出来る事をし合う、この世の営みは、総ての存在の生かし合いだ、優劣は無い。自我のぶつけ合い、権力の強者が弱者に、新たな時代はそれでは旧臭いのだ、もうその様なスタイルは置き去りにされるのだ。認め合い、共に尊び生かし合う時代なのだ。

黒い大きな鳥に人が何をした、鳥が人に何を、勝手なレッテルや殺しを、私は容認したくない。人社会のおかしなルールは破っても、人としての心を裏切りたくはない。人の代表として、人以外のものと接するときは、特に自分の心を広げて、人たちに変人扱いされようが、美しき開かれた世界に、真摯な姿勢でありたい。そして人のことも同じように大事にしたい。自分自分、オレオレ、そういうチンマイ感覚でなく、堂々と、密やかに、名もなき草花に心寄せて、生かし合いながら楽しく生きてゆきたい。
posted by はるな at 21:49| 東京 ☀| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年05月28日

我が道

蛇行・・・ と言うけれど
水の呼ぶ声に 蛇は迷わず 一文字に進む

足は真直ぐに歩きつつ 心迷ってばかり
多分それは ニンゲンで 哀しき性

眼前の一本道の大通り 強いられ進む姿 
さもなくば 逸れた路地裏 吹溜り

心 気の儘に 羽虫のように行こう
意識下の 鳥の道 航路
秩序ある この世 決まりがあるとしても

人の道 外さぬ内の 無数の縛りを搔い潜って
可能な限り 道なき道を 我行こう
posted by はるな at 12:31| 東京 ☁| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年05月23日

初夏の夜のジャズ

夏も近づく今日この頃、新たな日課がまた増えた。しかし日課だらけになると、自由時間が無くなってゆく気もするが、ゆるゆる、知らぬ内に古い日課は忘れられてゆく。決め事の中にも変化は生じて、リニューアルし続ける。

日課の一つの朝日の中でのラジオ体操の伴奏が、この頃そよ風に流れてくる短調ののアマリリス、そして今朝は短調の野ばら、オソレミーヨ、奥飛騨慕情・・・、これは近頃の世相を表しているのか、朝から濃厚である。

個人の課題が誰も皆多いから、人にしろ虫にしろ本当に忙しい。意識下の産物か、他人の足を引っ張るような行動をとる者も時々居る感じで、真意の追求の入り口から詰まらぬ罠にはまらぬよう、皆さまどうぞお気を付けください。流れゆく時に身を任せ、いつかは打開するでしょう。

さて、友人のライブのお知らせを。
明日5月24日水曜
吉祥寺スターパインズカフェにて、林広真バンドのJAZZライブ
6時半開場、7時半開演、前売り3000円、当日3500円
tel0422―23―2251

子供時代からクラシック界でフルーティストとして活躍してきた彼が、今というこの時代に、JAZZバンドという形で、どんな表現メッセージを投げかけて来るのか、とても楽しみ!お時間あるお方、是非聴きにお出かけください。

早々、夏服の袖を通してみたら、もうすっかり気分は夏です。梅雨前の良い気候を楽しみましょう!
posted by はるな at 10:36| 東京 ☀| 日記 | 更新情報をチェックする