2017年10月16日

あさんぽスケッチ

カラスは二羽で、いつの間にか後ろ側に居た。久しぶりで嬉しかった。暫くぶりになった言い訳を、素直に聞いてくれているようだった。心配してくれていた気もする。細い分かれ道で、私の散歩道の先にスーィと回って、こっちでしょ、と待っている。とても可愛くてカメラを取り出して構えると、それは嫌なんだね、少し遠巻きになる。はいはい、判った仕舞うよ。

木々に挨拶、濡れた木肌、緑の苔の纏い、ひんやり掌から雨水の流れと共に、様々が伝わる・・・。
一昨日の長電話で、強い躍動を受け取ってか、前日夜にうっかりやったギックリ腰が、有難いことに殆ど去った。強い生命力の確かさに歓喜を得るが、雨宿りの木の下で、ぶら下げた傘の内側に宿るハエの子は、ここ数日の気温の変化からか力なく、差し出した指を僅かに拒む位。綺麗な羽の子しっかりね・・・。

答えは一つじゃない、誰しもそれぞれ答えは違うし、尊びたい。虫や葉っぱも一片ごとに?羽は生えていた鳥の影響、人の髪一本、使われていた人とのやり取りで物の表情は違う。

キンセンカという花は、群れて咲き、観る人の眼から身体に入り活気を呉れる。先日の雨の中では困っているようで、形ばかり暫し雨粒を弾いて励ましてやった、今朝は長雨に慣れたか、私の励ましが効いたか、雨粒は払われて艶々と日に照る輝きだ。花々を見詰め、ぼんやり冴えて感じれば、幾らものことが浮かぶ。ひょっとすると花は、・・・。そして想念か自然からの声か、その多くが散歩の歩を進めると、さっき浮かんだ風景になる。

信号の向こうに小学2年くらいの女の子たちが、水色の可愛い傘を二つ並べて歩いている。ああ、あの子かな。髪の長い子、前に合ったのは夏休み前だった。擦れ違いざま、人懐こい笑顔で挨拶してきた。最初の頃は、花に話しかける私を不審に感じたか、怖そうに見ていたけれど、こちらが丁寧にあいさつしたら、段々笑ってくれるようになった。今朝は向こうから声掛けてくれたその笑顔は、数か月前より大分大人びて、子供ってのは、どんどん変化してゆくなぁ。

植込みの大きな紅赤の花ダリアかな、三つの顔、一つは大分歳取った。今日も一つ一つに触れて香りを吸い込む。幾度も会って親しくなったしね、どの顔も何処までも美しいんだ、若くて生き生きしていると、こんな香り、確かにこちらに元気を呉れるけど、花びらの柔らかくなった古びた様子も香りも、深く温かいものを呉れる、中間の子も、その時期ならではの好い香り、そして個体それぞれ別の愛を湛えて。

元気が必要で、ビタミン不足ならその時要るものを頂くのがいい。理屈と違うと思うけど、私は色んな皆んなを愛でたいなぁ。馬鹿かもしれないし、力不足かも知れないけど、そして知らず選び捨てたりしてるだろうけど、虫も花も鳥も空もヒトも、これが眼の前に広がっているのだから。今の私の総ては許容や思い込みなどでしかないとしても。そして新しい風に出会い、日々新たな窓を開いてゆきたい。

午後、近頃知り合った方と初めての場所にゆく約束、ちょっとドキドキ。勘もはたらかせる、変化を求める時は特に、出来ることはなるべくいろいろ、楽しんでやってみる。今日も雨、心地よく楽しもう。
posted by はるな at 09:35| 東京 ☔| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年10月09日

浅間山の麓

今朝・・・、眼が覚めても、ここは昨日の軽井沢の土地の地続き、ああ、好い気持ち・・・。

昨日一日、車で往復10時間、北軽井沢に住む友人の自宅展を訪ねました。ロッヂを営む年上の友人の処に、是非何時か行ってみたいと思って20年、なにやら無性に今年こそは、日帰りだけれど行ってみたくなり、車を出してくれる旧友と、羊のぬいぐるみショーンを連れて、朝早く出発、赤い車、赤いセーターで、高速に乗りブーン!

途中下車でのハプニングも奇跡的なラッキーに恵まれクリアし、行楽地での渋滞も新鮮でまた景色楽しく、遅い昼食で入った小さなレストランも飛び込みなのに、思いの外ステキでお料理も美味しく、窓の中をたまに走り去る単線の2両電車も愛らしく、店の向かいに見える浅間山の美しいこと!高速道路では、車を縫って追い抜いてゆくファッションアピール強いライダーたち、雲の形や近づいてくる山々、はにかみながら所々色付いた木々の紅葉、初めて二人で遠出する友だちとの会話、睡眠不足の眠気さえも演出手伝い、フワフワワクワク、何もかもイイ感じ。

夕方近くに、ようやく到着した目的地で、待っていてくれた土地に馴染んだ妖精の様な友人と、気ままで楽しい絵はがき作品、絵に描いた林の庭のテラス、薪ストーブで程よく暖められた、ターシャ・テューダーのドールハウスみたいな可愛いコテージ、優しい味の手作りアップルケーキ、コーヒーにお茶、心尽くしの贅沢な時間。室内に立ち込める懐かしいような匂いと、良い音楽に絡まるボンボン時計の秒針の音、ゆったりと静かな豊かな緑に包まれながら、いつまでも話も弾んで、なにもかもが心地良くすっかり寛ぎ、心も身体も良い具合に充電できました。

あんまり心地よい時間を過ごして感無量で、それを表現する気もなくなり、ただただ、その時に身を任せていればいい・・・。加えて、帰りの夕べの車の中で、眠気まじりのお喋りの隙間に聴こえてきた放送大学のラジオ番組の、健康の定義に関する理学的見地の話に、闇の中で淡々と力強く励まされ、隣で運転してくれている頼もしき友の有難さ、一日総てが私への最高の持て成しでした。

それで今朝は、いつもの、さあ、ああしなきゃ、こうしなきゃ、と自分を追い立てる習慣を離れ、昨日一日の幸せの余韻に体も心も浮かんだまま、疲れてるし、まあいいや・・・と、せかせか起き出さず、朝日の中で眼を閉じて、ああ、昨日の時間と土地の、今ここも続きなんだよな・・・。

そんなゆるゆるで始まると、この日常の近所の緑の中で、皆で集い、数名でカフェに流れてワイワイと過ごしても、軽井沢の柔らかな風が吹いてきて、ふわりと丸々みんなごと包んでくれて。ああ此処は、なだらかに美しい浅間山の裾の裾のもっと先の、地続きの処・・・。

好い気分の当人はいいのだ、ただ、それを伝え届けようとすると、緩み過ぎてボンヤリした文しか書けないなぁ・・・。
posted by はるな at 20:50| 東京 ☀| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年10月07日

あいらぶショーン♪

ひつじのショーンって皆さまご存知でしょうか。日常にテレビを観なくなってから数十年経ちますが、先日、実家に行った際、土曜日の朝食後、何となく付いていたテレビで出会ってしまい、それから妙に頭の中は羊が一匹、羊が二匹、ぴょんぴょん踊っているのです。

イギリスの実写アニメーションで、どうやら数年前にニホンでも結構ヒットしていたそうな、世間に疎い私はすっかり知らずにいました。ショーンのTシャツが着たくて、友人が探しに行こうと誘ってくれるもので、珍しく目当ての服など探しに4,5件回ってみたのですが、2年前にはショーンコーナーがあったんですが今はもう、と店員さんに気の毒がられ、やはり世の中とズレていると、こんな風に残念な思いもしたりするものです。

数人の久々の友達に、最近どう?と聞かれて、ショーンにハマってTシャツが欲しいんだよぅ、と話せば、親切な友らは何かと、あそこにありそうだとか、ネットでどうのと連絡してきてくれるのでした。そしてついに、それじゃ夏の誕生日のプレゼントに遅れたけど・・・と、なんとか手に入れてくれるようで、うう、来週が楽しみ ♪ うれしいナ。

ぬいぐるみは情が移るから必要ない、と伝えてたのに、ある人がショーンのぬいぐるみポーチを手渡してくれました。ムムム・・・、しかしこの子、大きな声で、めへへへ・・・だの啼くのです。それで案の定すっかり情が湧き、先日、立川にお出掛けの時に連れてゆき、同行の人に、ショーンはしきりにめえめえやってました。

今日の日記は、いつにも増して、ゆるゆるです。ゆるきゃらなる世の流行りは、私は苦手なのですが、ショーンはいい!ネットで流しているショーンアニメを、随分観ました。疲れた心には、こんなクダラナイようなエピソードが凄く気持ちいい。イギリスの笑いは、シニカルで、ニホンの子供用作品と違って、ベタベタした甘えがなくて、何処か突き放した個人主義な感覚が心地いい。完全に心地好いかというと、最後にウインクする辺りのクドさとか、蜘蛛のエピソードでは残忍に殺してしまうし、その他あれこれ気に入らないけど、家のショーンは蜘蛛さんとも仲良し、まあいいや。

近頃、人と一緒に寝たりせず、ぬいぐるみのショーンたちとお布団に入って、そしてショーンたちの夢など観るのです。先祖返りかな、いや子供返りかな。先日の夢、政治関係のニュース特番のテレビ番組で、司会者が、それでは○○解説員にお話を伺いましょう、と初老のスーツ姿の人に代わると、真面目な顔で第一声、めへへへへへっ!あまりにおかしくて、自分の笑い声で目が覚めたのでした。結構重症。

本日、井の頭公園に行ってきました。雨上がりの公園で、誘いを受けていた、エコール・ド・井の頭の人たちの展覧会。やっているかと思ったら一日延期のよう。マーケットの昔仲間を何件か訪ねて、少しばかり話したけれど、朝の散歩の時より大分気温が上がり暑くなって、毛糸のセーターも重ね履きのコーデュロイの下も、うっとうしくて、ううん冴えない!

テンション下がりつつ早々に引き上げようと、何やら賑わいでいるステージ前を急いで通り過ぎながら、耳に聴こえてきたのは、「 それでは皆さんでショーンを呼んでみましょう!」え?「 せーの、ショーーン!!! 」じゃ〜ん!そう、羊のショーンの着ぐるみ登場!えええ!これはまさに私のために来てくれたのよめえ?しかも直ぐに撮影会が始まり、ちびっ子に交じり、着ぐるみショーンとハグして、ツーショット撮らせて貰いました ♪

変な大人やってるなぁと、自分で思いつつ、まあいいや。このところ、色々いろいろ目まぐるしくて、体も心もへとへとしていたので、ショーンは、よりリアルになって私を励ましに来てくれたのでしょーん。わーい、うれしかったぁ!( なんだか今日は口調も漫画っぽいのだっ )

今日はゆるゆるデイです。ここ数日相当タイトだったので、昼間から居眠りしたり、40年ぶり雑誌連載再開『 ポーの一族 』、先日久々会った友が本屋で見付けて買っておいてくれた漫画本、ドキドキワクワク優雅に楽しみました。小学生時代に恋していた吸血鬼の美しいキャラクター、少年エドガー・・・、作者の萩尾望都さま、40年以上ずっと売れっ子漫画家ご健在、私の中の人間国宝です。ポーは短大時代の哲学の教授も、白土三平のカムイ伝と共に、是非読めと絶賛していましたが、大人にも大いに読まれるべき漫画作品です。

私のいとしいショーンとエドガー・・・、誰にどういわれようが、マイフェイバリット ♪ あいらぶゆ〜。
posted by はるな at 20:14| 東京 ☁| 日記 | 更新情報をチェックする